離婚の問題

モラル・ハラスメント

モラル・ハラスメント(モラハラ)とは、言葉や態度による精神的暴力です。
DV防止法では、1条においてDVを
『配偶者からの暴力とは、配偶者からの身体に対する暴力、又はこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動』  と定義しています。
つまりモラハラは、身体的暴力に準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動、ということです。

モラハラは、多くの場合身体的暴力は伴いません。 モラハラ加害者は言葉や態度により被害者の自尊心を破壊し、判断力を奪い、人格を徹底的に叩きのめすことによって、被害者を思いどおりにコントロールし、支配しようとします。

最初は優しく親切だった加害者は、結婚や出産などで被害者が容易に逃げ出せなくなった時から徐々に本性をあらわにします。 些細な出来事で激怒し、不快な出来事はすべて被害者の落ち度が原因であるかのように責め立てます。

モラハラ加害者は、話をすり替えるのが非常に巧みです。 そのため被害者は「この人を怒らせる私が悪い」と思い込んだり「自分は価値のない人間だ」と自信を失ったりします。

また、モラハラの被害者は『責任感が強く真面目』『我慢強く頑張り屋』という特徴があるため、“何かがおかしい・・・”と感じていても「自分が頑張れば、相手も変わってくれるはず」「自分がもっと努力すれば、穏やかに暮らせるはず」と献身的に加害者を支えたりします。
そして、じわじわとあの手この手で責められ続けた被害者は、いつしか気力も思考力も奪われ心身を病んでしまいます。

ではモラハラをなおすには、どうしたらいいのでしょう。
残念ながら、被害者が加害者をなおすことはできません。
モラハラは、被害者にとって心身を蝕むほどの暴力であっても、加害者にとっては自分に不都合なことなど何一つない、便利な特権のようなものです。 そんな特権をわざわざ手放すようなモラハラ加害者はいません。

自分の家庭がモラハラだと気付いたら、まず加害者と物理的に距離をおくことが必要です。 そして加害者によって傷つけられた心と身体を癒しながら、周りの人に話をし、助けを求めてください。 そして必ず、モラハラに詳しい専門家に相談してください。

モラハラ加害者とは話し合いにならないことは、もう充分わかっているはずです。 加害者は交渉術にも長けていますから、被害者の周りの人たちまでコントロールしようとします。 早い段階で専門家に相談に行くことが大切です。


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